オンラインEMDR療法(眼球運動による脱感作と再処理法)は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、恐怖症、不安症、およびPTSDの基準を満たさないトラウマ的経験を治療するのに効果的です。EMDR療法の理論によると、トラウマ的経験が脳内で正しく処理されないときに、その経験がPTSDになります。これが、PTSDをもつ人々がフラッシュバックや苦痛な夢を見る理由です。注意を左から右へ、そして後ろへ(目の動き、音、子どもにおいては手を叩くことで)移動させることによって、トラウマ的経験はセッション中に脳内で再処理することが可能です。
オンラインEMDR療法を用いることで、トラウマ的経験は迅速かつ効果的に、そして快適に治療することができます。オンラインEMDR療法を受けるためにクリニックを行き来する必要はありません。ただコンピューターの前に座ってセッションをするだけで行うことができます。オンラインEMDR療法のセッションの間、カウンセラーはすべてが正常に行われているかを確認するために常にカメラの前にいます。カウンセラーの助けを得ながら、あなたはトラウマ的経験を克服することができるでしょう。
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Barends Psychology Practiceでは、(オンライン)眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR療法)を行っていますが、日本語でのカウンセリングは現在受け付けておりません。
なぜEMDR療法を用いるのか?
オンラインEMDR療法は、通常の対面でのEMDR療法よりもより効果的です。私たちの練習では、80%以上のクライエントがオンラインEMDR療法により、彼らの抱えている問題に対して効果的な治療が行われています。これは、私たちが行っている対面での治療の66%以上であり、科学的文献と一致しています。あなたのプライベート空間にカウンセラーがいることなく、そして誰かがあなたを常に見つめていると感じることもなく自宅で行えるので、オンラインEMDR療法はおそらくより効果が得られます。人々は(カウンセリングオフィスに比べて)家の方がより心地よく感じ、オンラインEMDRセッションの間(カウンセラーはいますが)カウンセラーを見ることなく、クリニックを行ったり来たりする余計なストレスもありません。オンラインEMDR療法の利点は次の通りです:
- より効果的:オンラインEMDR療法は従来の対面でのEMDR療法よりも効果的です。
- 簡単:オンラインのPTSD治療に簡単にアクセスできます。1週間以内に、初回無料のオンラインセッションを行うことができます。(日本語でのカウンセリングは現在受け付けておりません。)
- 手頃な価格:オンラインEMDR療法はクリニックでの対面治療よりもより手頃な価格です。詳細はこちら:料金と受付時間(日本語でのカウンセリングは現在受け付けておりません。)
- 快適:セッションはあなたのリビングルーム、ソファの上、あるいは海外にいるときでも行えます。
- 安全:集中的な治療セッションの後に車を運転して帰宅する必要はありません。世界中のカウンセラーが、PTSD治療セッションの後に運転することは勧めていません。
- フレキシブル:週末や仕事終わりにセッションを予約することができます。
- 充実したアフターケア:オンラインPTSD治療の間および治療後に質問があればいつでも連絡を取ることができます。このサービスは無料で行っています。
PTSDとは?
心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、世界中で大きな問題でありながら軽視されています。米国では、男性の3.6~5.7%、女性の9.7~12.8%が一生のうち一度はPTSDを発症しています [1], [2]。そして89%の人が一生のうち少なくとも一度はトラウマ的出来事を経験したと言われています [2], [4]。軍隊に従事していた場合、その数はさらに上がっています。イラクやアフガニスタンで務めた兵士5人に1人がPTSDをもち帰還しています [3]。PTSDの事実に関する詳細は、興味深いPTSDの事実をご覧ください。
もし治療せず放置しておくと、PTSDの症状は時間とともに悪化します。PTSDをもつ人は、持続的に悪夢を見たり、フラッシュバックや睡眠障害を経験する可能性があります。PTSDの症状を緩和するために、人々はアルコールや中毒性の高い薬物を何年も乱用していることがあります。また、PTSDをもつ人が家庭内暴力を受けていることもよくあることです。場合によっては、PTSDをもつ人がPTSDの治療をせずにいたことで友人、仕事、家族を失うことさえあります。
参考文献
- [1] Kessler RC, Sonnega A, Bromet E, Hughes M, Nelson CB (1995). Posttraumatic stress disorder in the National Co-morbidity Survey. Archives of General Psychiatry, 52, 1048–1060.
- [2] Kessler, R.C., Berglund, P., Delmer, O., Jin, R., Merikangas, K.R., & Walters, E.E. (2005). Lifetime prevalence and age-of-onset distributions of DSM-IV disorders in the National Comorbidity Survey Replication. Archives of General Psychiatry, 62(6), 593-602.
- [3] Gradus, J. L., 2013. Epidemiology of PTSD from the national center for post-traumatic stress disorder. Department of Veterans Affairs.
- [4] Kilpatrick, D. G., Resnick, H. S., Milanak, M. E., Miller, M. W., Keyes, K. M., & Friedman, M. J. (2013). National estimates of exposure to traumatic events and PTSD prevalence using DSM‐IV and DSM‐5 criteria. Journal of traumatic stress, 26, 537-547.